台湾2泊4日ひとり旅③台北・宜蘭 | アート散策/ローカル夜ご飯/スーパーでお土産探し/映画鑑賞会

🚄台北~宜蘭

宜蘭へ向かうため、台北駅へ戻った。

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台北駅 切符売り場前

台北から宜蘭へ向かうには、バス・普通電車・特急の3通り方法があるらしく、今回は普通電車で海沿いをゆっくり行きたいと考えていた。

しかし、時刻表にそれらしいものが見つからない。

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近くにいた駅員さんに聞いてみると、
「宜蘭に行くにはバスか特急(TRA)しかないよ」と言われた。
少し戸惑ったものの、調べる術もなかったので特急に乗ることに。

窓口で切符を買おうとすると、さっき聞いた駅員さんがわざわざ窓口に来て、スタッフさんに台湾語で私の行先などを説明してくれた。お陰でスムーズにチケットを買えた。
優しさに心が温まる。

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こうして普通電車に比べると少し値段は高かったものの、無事目的地に行ける事になり一安心。

のどが渇いたので、駅構内の自販機でライチのジュースを購入。
値段は40元(約160円)くらい。日本とあまり変わらない相場だ。

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ライチジュースを持って、特急に乗り込む。
電車の見た目は日本の新幹線みたいで、中もとっても清潔。

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座席幅も広くて、人も少なく、
日本の新幹線以上の快適さだった。

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ちなみに移動中は景色を見ようと思っていたが、旅の疲れでほとんどずっと爆睡…

📍宜蘭駅

Yilan Station · 26043No. 1號, Guangfu Rd, Yilan City, Yilan County, 台湾 260★★★★☆ · 駅maps.app.goo.gl

寝ている間に、あっという間に宜蘭駅に到着~!
出口は西口と東口の二つがあって、行きたい方角とは反対側の東口から出てしまったらしい。

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西口に戻るためには、15分くらい歩いてぐるーっと駅周辺を回らないといけなかった。
(後で調べて知ったんだけど、駅で入場券をもらえば通り抜けできるらしい…)

何とか西口に到着。
西口の方では、なんと駅舎からキリンが顔を出してお出迎え。

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駅周辺にはこういったアート作品が点在しており、
宜蘭出身の絵本作家・ジミーの作品なんだとか。

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さらに、駅の向かい側にはこうしたジミーの作品が点在する公園も。

一つ一つのキャラクターの表情や目線まで作りこまれていて、まるで絵本の世界に入り込んだみたい。

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宜蘭駅周辺のアートを一通り楽しんだ後は、今日泊まる宿へと向かう。

今回泊まるのは、駅からバスで20分くらいかかる場所にある。

実は最初は、台北のゲストハウスで2泊とろうと思っていたが、後から2日目は今回の宿に予定を変更した。

アクセスが良いとは言えない決して言えない場所にあるが、
この宿の写真の雰囲気や、周辺の自然豊かな様子にひかれたからだ。

他人の意見を気にせず、自分の好きなところに泊まれるのが、一人旅の良いところだな~としみじみ思う。

🚌宜蘭駅~宿

宿の方面へ向かうバスが来て、乗車しようとしたら運転手さんから声をかけられた。

乗車口付近に何やらカードをタッチする機械があり、ここで悠々カードなどのicカードをタッチしないとバスに乗れないんだとか。

でも私は昨日結局、悠々カードを買ってない。

その事を運転手さんに伝えると、運転手さんは
「それなら大丈夫だよ。20元現金でいいから用意しといてね。」
と笑顔で返してくれた。優しい~

さらに席に着くと、隣の席に座っていた60代くらいのおばあさんから、
「あなた現金持ってる?持ってなかったらこれを使いなさい」
と、なんと自分の手持ちの現金を渡してくれようとした。

現金は私も持っていたので断ったが、運転手さんと隣のおばあさんの優しさのダブルパンチに、思わずうるっと来てしまった。

そうこうしているうちに、バスは街中からどんどん離れ、
いつの間にか山に囲まれた、自然豊かな場所にあるバス停に着いた。

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バスを降り、ホテルまで歩いて向かう。
台北とは真逆で、他に歩いている人はほとんどいなかった。

🏠山杉青旅Hostel Sasa

山杉青旅Hostel Sasa · 262007 台湾 Yilan County, Jiaoxi Township, 十六結路103之37號★★★★★ · ホステルmaps.app.goo.gl

5分ほど歩くと、田んぼの中に一棟の白い建物があった。
他に建物がほとんど無いので、あれが宿だとすぐに分かった。

宿に入ると、歳の近そうな男性のスタッフさんがなんと日本語で挨拶してくれた。

このスタッフの方がとても親切で、チェックインを済ませるないなや、ウェルカムドリンクのジュースまでごちそうしてくれた。

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また、このスタッフさんは日本の文化がとても好きらしく、日本のアニメや音楽をとにかくたくさん紹介してくれた。
(宇多田ヒカル、ゲスの極み乙女などなど…)

そして、RADWINPSが歌う「天気の子」の主題歌「グランドエスケープ」をスピーカーで流し、「これは君の歌だよ」と言ってくれた。

確かに晴れ女の自負はあるので、私にぴったりな曲かも…?

その後も、宿周辺のおすすめのご飯屋さんや観光スポットをたっぷりと紹介してくれた。すべて日本語で。凄い。

もっと日本語を上手く話せるようになって、日本に行くのが彼の夢らしい。

いつか日本で会えたら嬉しいな。

その後、この宿では自転車も無料で借してくださったので、サイクリングがてら自転車でご飯屋さんまで行ってみることに。

宿から自転車で5分も走ると、台湾国内では恐らく有名な観光地・礁渓がある。

そのため、意外と人や車も多い。

さらに歩道という歩道がなく、バイクと同じ道路を使うのでヒヤヒヤしながらも、わくわくした気持ちで見知らぬ土地の道路を漕いでいった。

🍽️拾松辦棹小吃_礁渓

宿のスタッフさんに夜ご飯のおすすめを聞いたら6-7店くらいお店を教えてもらったので、めちゃくちゃ迷った。

その中でもこちらのお店では、色んな種類の台湾料理から自由に選んで頼むことができるらしい。

一食でも多く台湾フードを体験したい、欲張りな私にとってはぴったりだと思い、ここを選んだ。

実際メニューを見ても、主菜・主食・副菜までバラエティ豊富で、しかも一品から頼める。

まるで日本のファミレスみたい。
周りのお客さんも、家族連れがほとんどだった。

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副菜は作り置きのものが陳列されていて、どれも見たことがありそうで無い料理ばかり。どれも気になる…

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メニュー表

私が外国人だとわかると、店員の方が丁寧に注文方法を教えてくれた。
このメニュー表の注文したい商品に〇をつけて注文するらしい。

店員さんおすすめのメニューも聞いて、悩んだ結果注文して出てきたのが、、

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チャーハン、スープ、豚と杏子の酢豚みたいなやつ、海老餃子、魚の皮の酢の物。

いや、多すぎない?(笑)

特に店員さんから「スープ」と聞いていた料理が、ラーメン鉢のサイズ(写真右下)で出てきた時は衝撃だった。

そういえば昨日の大鶏排も後半しんどかったな…。
今回の旅は、意図せずフードファイターになっているような気がする。

残すのは申し訳ないので、自分と戦いながら食べ続けたものの、
食べきる前に閉店時間を迎え、泣く泣く食べ残すことに🥹

今回の旅で一番の反省。
台湾の料理は一食あたりの量が多いこと、肝に銘じます。

でも、味は良かったの。特にチャーハン。
お米が油でコーティングされパラパラしているのに、チャーハン独特のこってり感は全くない。

お世辞抜きで、今まで食べた炒飯の中で一番美味しかった。

拾松辦棹小吃_礁渓 · No. 36號, Qifeng St, Jiaoxi Township, Yilan County, 台湾 262003★★★★★ · レストランmaps.app.goo.gl

🛒喜互惠(和平店)

お腹ぱんぱんでお店を出た後、向かいにあるスーパーへ向かった。
この時点で夜20時過ぎだったけど、こんな時間まで空いているの有難い。

にしても海外のスーパーって、地元の食材の宝庫だから楽しくて、つい長居しちゃうんだよね。

一人だからいくら長居しても誰にも迷惑かけないし。

結果30分くらいスーパー内をうろついて、
会社で配るお土産や、八角・クミンといった海外っぽい調味料を買った。

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ただ、レジで会計をしている時、ふとある事に気づいた。

カバンが無い。

自転車のかごにパスポートやクレジットカード、現金など貴重品がすべて入ったバッグを置きっぱなしで、手ぶらで店の中に入っていたのだ。

店員さんに一瞬待ってくださいと一言お願いして、自転車めがけて猛ダッシュ。

その時にはカバンは既に無くなっていた…なんてこともなく、無事お金を払って買い物ができましたとさ。

これがちょっと治安の悪い国だったらと思うと…ゾワッ

一人旅の時は特に用心しないとね。

喜互惠(和平店) · No. 120, Heping Rd, Jiaoxi Township, Yilan County, 台湾 262★★★★☆ · ディスカウント スーパーmaps.app.goo.gl

🏠山杉青旅Hostel Sasa

そして夜ご飯を食べ、買い物を終えて宿に戻ると、ラウンジで映画鑑賞会をやっていた。

上映されていた映画はなんと、「ハウルの動く城」。

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台湾でも夏の夜といえばジブリなのか、はたまた単純にスタッフさんの好みなのか。

後ろの席で鑑賞していた欧米系の方から、激辛のトルティーヤチップスを分けてもらった。

一人だけど孤独じゃない気がして、とても居心地の良い夜だった。

明日は実質、台湾最終日。(明後日深夜2時のフライトのため)
相変わらず予定は決めずに、気ままに過ごそう。

そう、この時はまだ知らなかった。
あんな天国みたいな場所が、この宿のすぐ傍にあるなんて。

続きはまた次の記事で。

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